月刊おりがみ12月号 特集 サンタがいっぱいクリスマス!
特集 サンタがいっぱいクリスマス!
◆陽気なサンタさんのグリーティングカード
青柳祥子
頭と体が同じ折り方で作れ、体が封筒になっています。体の後ろの三角のつまみを引っ張ると開きます。形もシンプルで気に入っています。(作者)
◆ソリにのったサンタのおじさん
Father Christmas riding the sled by Mr. Martin WALL
マーティン・ウォールさんはイギリスの折り紙作家です。この作品が『おりがみ8号』に掲載されたころは大学生でした。
◆サンタボックスSanta box by Ms. Harumi TAKEI
武井春美
2つのパーツが、最後にピタッリはまるところが気に入っています。「内箱をもう一つ折る→外箱の背中側に入れる→⑨を折る」と、背中のすき間もなくなり、箱としては使いやすくなります。立てて飾るだけでもかわいいです。(作者)
◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson37 Banzai Santa (Happy
Santa Claus)by Mr. Susumu NAKAJIMA
この作品は『おりがみ424号』(2010年12月号)で「サンタクロース」という作品名で紹介されたものです。「バンザイサンタ」という愛称で人気の作品ですので、その愛称で再掲載します。手の部分を出す⑦⑧が少しわかりにくいですが、⑨のとおりに白い三角が4つならぶように折ってととのえましょう。下の写真のように、三角に折った紙に貼ったりして「サンタツリー」を作って楽しめます。
This model was presented as “Santa Claus” in “Origami No.424”(December 2010). This model is posted here as “Banzai Santa”because it is well known with this nickname. It may be difficult to make hands in step ⑦ and ⑧. Please fold four white triangles in line as shown in step ⑨. You can make a “Santa Claus Tree” by posting this
model on a triangle formed paper as pictured below.
◆トナカイ、ソリ、サンタ袋Reindeer、Sled and Santa bag by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木 ひろみ
正面から見たトナカイとソリです。ソリにサンタクロースとプレゼントを入れてソリの前にトナカイを並べて飾ってください。⑭でツノを立てるのが難しいですが、ツノの根元を押さえて先を引っ張って垂直にしてください。(作者)
◆雪のこどもSnow fairy by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子
雪のこどもたちが首にリボンをつけ、帽子を頭にかぶっているように思われました。人間のこどもたちにも〝一緒に外で遊ぼうよ〟っていいそうです。いく人も折って作ったりしたら、元気に飛び跳ね回ることでしょう。スノーマンのこどものようでもあります。(作者)
◆天使Angel by Ms. Lore SCHIROKAUER
ローラさんはアメリカの折り紙作家です。1990年当時、大阪府の石橋美奈子さん(現・のじぎく兵庫支部長)は、彼女の招きでニューヨークで個展を開催しそのお祝いにこの作品をプレゼントされたそうです。1990年10月28日の神戸新聞でも紹介されました。
◆ハンドバッグHand bag by Ms. Masako FUTAWATARI
二渡 昌子
ふっくらとしたシルエットがかわいいバッグです。持ち手とバッグ本体の色の組み合わせもお楽しみください。(作者)
◆正三角形の木Tree by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野 幸彦
表裏ほぼ同じ形で自立するのがよいところです。(作者)
◆編み込み風リース
住田 則子
単体は「魚の基本形」に少し手を加えただけの簡単なものですが、つなぎ方で編み込んであるように見えるなあと思いました。クリスマスの飾りにどうでしょうか。(作者)
◆くるみWalnut by Ms. Hiromi TAKAGI
髙木ひろみ
15cm角で折ると、リアルな大きさになると思います。⑪で立体に仕上げるとき、適度に溝を残して広げるとそれらしくなります。中身をうまくしまって、小さく折った折り紙作品を入れて、⑱でねじる部分にひもをつけてつるして飾るとクリスマスのオーナメントになります。(作者)
◆くまさんBear doll by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳祥子
頭と体を「鶴の基本形」でつなげたところ、足が開きしっかり立つところがよくできたと思います。首のところにリボンをつけたり、楽しんでください。鼻は体の1/8より小さめの方がくまらしくなります。1/8より大きいとコアラのようになります。(作者)
◆ゆずYuzu by Ms. Sho- ko AOYAGI
青柳祥子
冬至にはゆず湯。お正月料理にもゆずは大活躍。ゆずをいただくことも多いので、お礼状にも使えるように考えました。(作者)
◆読者の広場
◆支部だより
「ひろしま盆ダンス」折り鶴教室
広島支部「アトムクラブ」支部長 佐藤 恵/広島県
◆神戸支部活動報告
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県
◆練馬支部活動報告(1)作品展を開催
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都
◆World Origami Report
ハンガリー折紙協会30周年コンベンションレポート
青柳祥子(埼玉県)
●みんなの作品展
◆「メルヘンの絵おりがみ展」を終えて 朝日 勇(埼玉県)
◆原市公民館まつりに参加して 臼田鏡子(埼玉県)
◆高木 智 氏 収蔵資料より 解説 岡村昌夫
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/
~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。