2019年11月、日本折紙協会2階 定期講習会のご案内
キッズおりがみフェスタ2019
■ キッズおりがみフェスタ2019 開催
主催:一般社団法人日本折紙協会
期間:2019年11月2日(土)〜11月4日(月/振替休日)
場所:東京スカイツリータウン ソラマチ5階 「スペース634」(東京都墨田区押上1丁目1-2)
受付:会場内 ※受付を行わないと、イベントに参加できませんのでご注意ください
時間:午前10時〜午後6時 ※2日(土)のみ午後1時オープン
入場:無料 ※ 有料プログラムあり
対象:不問 ※ 就学前のお子様のみの入場はご遠慮いただきます
● 後援・協力
後援:墨田区教育委員会(予定)
● 併催行事
併催:おりがみの日記念作品展 第25回おりがみカーニバル 11月1日(金)〜13日(水)
会場:東京スカイツリータウン・ソラマチ5階 産業観光プラザ すみだまち処
月刊おりがみ2019年10月号 No.530 特集:ハロウィン
特集 ハロウィン
新しいおりがみショップオープン致しました!
いつも日本折紙協会ショッピングカートをご利用いただき誠にありがとうございます。
2019年10月1日より日本折紙協会の新しいショプがオープン致しました!
以前より見やすく、商品数も今後増やして行く予定です。
今後とも日本折紙協会ショッピングカートを宜しくお願い致します!
本日より日本折紙協会のネットショップを改装オープン致しました!
— 東京おりがみミュージアム (@origaminoa) 2019年10月1日
もっと皆様に愛されるショップにしていきたいと思ってますのでよろしくお願いいたします。
おりがみショップ https://t.co/kmSpJrakre @origaminoa #storesjp
月刊おりがみ9月号 No.529 特集:9月のイベント
特集 9月のイベント
◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami picture of Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA
第9 話 かぐや姫Kaguyahime (The bamboo princess)
構成・創作 立花澄子
9 月は中秋の名月、月の美しい季節ですね。そして月といえば、うさぎやお月見、かぐや姫が連想されます。久しぶりにおじいさんに登場してもらって、竹やぶの中でのかぐや姫との出会いを色紙にしてみました。色紙はいつも大色紙(27cm × 24cm)に、竹林のイメージで3種類の越前和紙をちぎって貼り、横線が入った緑色の和紙が竹の節に見えたので1~2cm ほどの幅に切り10 本縦に貼りました。背面に貼った3色の紙から出ているように貼ると竹やぶの雰囲気が出ます。もちろんもっとシンプルに黄緑色や淡いモスグリーンの紙を貼るだけでもいいですし、かぐや姫が生まれる竹とおじいさんをクローズアップして貼ってもよいと思います。
今回、かぐや姫を入れるために竹が太くなりましたのでおじいさんの体も15cm 角で折って大きくしてみました。最後に竹やぶに裸足で入るのは!? という思いで、ぞうりを加えましたが、細かくて大変なときはなくてもいいです。
かぐや姫もこんなにはみ出していたら、おじいさんになたで切られてしまいます!が、そこは中から出てきたら少し大きくなったということでお許しください。何しろかぐや姫はたった3か月で大人になるのですから。
竹は緑とクラフト紙の両面折り紙を使っていますが、普通の緑の折り紙でも大丈夫です。姫の着物も友禅柄の折り紙で折り、袖を竹に引っ掛けていますが、普通の赤い折り紙でも綺麗です。髪はカツラのようにかぶせています。かぐや姫の背景に神々しい光が!お花用のラッピングの薄紙を使って、直径9.5cm ほどに切ったものを貼っていますが、これもなくても大丈夫です。 (立花澄子)
※「かぐや姫」のあらすじは、P23のミニ知識の欄に掲載しています。
◆仲良しウサギのリースWreath with eight rabbits arm in arm by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子
1パーツ仕上がったところでくみあわせてリースにしてみようと思いました。お顔の表情をいろいろと変えてみても楽しそうです。仲良きことは美しきかな…。(作者)
◆狐狸名牌(キツネのサインホルダー)
陳 韋霖
2018年12月17日から2019年1月7日、東京都港区の台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」で開催された「台日文化交流作品展」に出品された作品です。「狐狸」は中国語でキツネのこと、「名牌」は名札のことです。正方形1枚で名札を抱えたかわいらしいキツネが折り出されています。
◆舟形の器とラグビーボールBoat-shaped receptacle and Rugby ball by Ms. Noriko NAGATA
永田 紀子
舟形の器はたいらになるので持ち運びに便利です。「舟形の器を変化させてラグビーボールにトライしてください」という編集部からの依頼を受け挑戦してみました。かどののりづけなど課題が残るものになっていますが、楽しんで作っていただけたらと思っています。(作者)
◆ラグビーワールドカップ2019大会公式マスコットレンジー
土戸英二
歌舞伎や能の「連獅子」がイメージされている、親子のペアマスコットを折り紙で考えてみました。それぞれ同じ大きさの紙2枚で折ります。本物は嬉しいことがあると、髪をぐるぐる回したり、レンジーダンスを踊るそうです。(作者)
◆ラガーシャツRugger shirt by Mr. Ryo- AOKI
青木 良
ラグビーといえば、しましまのシャツを思い浮かべます。2本ボーダーと1本ボーダーの2通り作ってみました。⑫からは立体でたいらにならない工程がありますが、左右対称に形よくなるようにていねいに折り進めてください。
◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson46
A spinning top transformed from a box by Ms. Sho-ko AOYAGI
☆ ハコからコマ 青柳 祥子
伝承の箱から独こま楽が生まれました。底の白い部分でいろいろな模様を作ることができ、回転させて模様の変化を楽しむことができる作品です。折り図では基本の形とバリエーション2種類だけを紹介していますが、右のページの写真を参考にして他の形も作ってみてください。(作者)
A spinning top is created from a traditional box. You can make various
patterns on the white bottom part and enjoy the changing pattern by
spinning the top. In the folding diagram, only the basic shape and two
variations are presented, but you also can make other shapes as well
by referring to the photos on the right page. (Author)
※ 15cm 角の大きさの紙で折ると、たて5.5cm、よこ5.5cm、高さ1.2cm の箱型のコマができます。
※ With a 15 cm square paper, the size of the box-shaped top is 5.5cm long,
5.5cm wide, and 1.2cm high.
◆胡蝶蘭
市川 学
今までに何度か胡蝶蘭を創ろうとしましたがうまくいきませんでした。今回はまず蝶を創り、蝶の応用として創ってみました。茎も同じ大きさの紙で
創れました。(作者)
◆漢字の日本Kanji(Chinese character) having the meaning of Japan by Mr. Ko-ichi DATE
伊達 光一
今年、ラグビーの世界大会の開催地が日本なので、自分の漢字の折り紙の中から、「日」「本」が選ばれました! 「本」は、「日」を先に折った後、測って折ってください! 16~19は少し難しいけどラグビーのように決めよう! 台紙に貼って旗にしてね!(作者)
◆読者の広場
◆支部だより
日本折紙協会は支部設立を応援しています !
このコーナーでは各地で活動中の支部の情報をお待ちしております
◆折り紙夢工房50周年記念作品展
◆陶山ヤス子先生をお迎えして
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子
◆みんなの作品展
◆World Origami Report
PEAUrigami(皮膚紙)展 Corinne DECHELETTE(フランス)
◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫
「資料11」 豊歳五節句ノ遊 重陽(ほうさいごせっくのあそび ちょうよう)
https://www.fujisan.co.jp/product/1281681367/b/1860762/ap-origamimuseum/
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/
~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。
2019年9月、日本折紙協会2階 定期講習会のご案内
月刊おりがみ8月号 No.528 特集:虫図鑑
特集 虫図鑑
◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami picture of Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA
第8話 浦島太郎
構成創作 立花澄子
8 月はやはり海ですね。海といえば「浦島太郎」のお話が思い浮かびました。お話の中にはいろいろな場面がありますが、亀の背に乗って竜宮城へ行く場面が海そのものなので選びました。
海の中の雰囲気を出すために、水の流れと漂う様子が表現できればと思い、水色の和紙を5mm 幅ほどに切って白い大色紙(27cm × 24cm)全体に湾曲にのりづけしてみました。水の泡は白い丸シールに青色の蛍光マーカーで彩色したものを使いました。
浦島太郎さんの頭は笠原邦彦さんの一寸法師の髷の部分を少しアレンジして使わせていただき、結わえた髪が水中で揺らいでいるように先をひねってみました。「腰みの」は「はかま」に段折りを加えて仕上げました。ただ細かい折りなので、難しい時は段折りをしないでスジを描いてもよいと思います。
亀の背中に太郎さんを貼ると、寝ているように見えるので、足をはさみ込んでみました。展示するうえで問題がなければ、頭をのりづけしないで起こすと立体的になり、亀の背に座っているように見えます。
魚は坂田英昭さん創作のエンゼルフィッシュと、鯛を泳がせてみました。お好きな海の生き物や海藻を貼って、もっとにぎやかにしてもよいと思います。
ところで、鯛として使った魚は、尾を伝承の「風船金魚」ように折り出す作品で、簡単なので昔から気に入っている作品なのですが、創作者がわかりません。もしご存知の方
がいらしたらお知らせください。 (立花澄子)
※「浦島太郎」のあらすじは、P33のミニ知識の欄に掲載しています。
◆蛸
Octopus by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野幸彦
折りにくいので最初に折りすじをつけました。もともとは同じ足の長さの7本足でしたが、どうせならと足の数を8本にしてみました。(作者)
◆セミCicada by Mr. Tetsuo KIMURA
木村 哲夫
シンプルな折り紙を考えているうちに、セミができました。⑥や⑧の折り方で羽や体の大きさが変わるので、紙の色によって、いろいろな種類のセミが表現できます。折った後は、図鑑で似ているセミを探して下さい。(作者)
◆ちょうちょButterfly by Mr. Saboro‒ KASE
加瀬 三郎
④で折った位置で⑦で中わり折りをすることで左右のかどに厚みが出るので、注意して折りましょう。また、④の折りでハネの広がり方が変わります。好みの位置をみつけてください。
◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
☆くわがた虫カプセル 梨本 竜子
同じ大きさの紙2枚で折ります。人気の昆虫を容れ物にしてみました。小さなお宝やお菓子を入れたり、また「お盆ぼんだまぶくろ玉袋」としていかがでしょう。
(作者)
With two sheets of the same size of paper, I created an envelope of a
popular insect. You can put small treasures or sweets inside, or use it
as an “obondama-bukuro (an envelope for Bon holiday gift).” (Author)
◆カブトムシBeetle by Mr. Takayuki USUDA
臼田 隆行
カブトムシがより簡単に折れるようにと、シンプルな三角形のツノ、脚は細くなくても大丈夫と考えたものが、皆さんに喜んでいただけたようでとても嬉しく思っています。(作者)
◆クワガタStag beetle by Mr. Yukihiko MATSUNO
松野幸彦
クワガタムシの6本脚と2本の大アゴが無理なく折り出されています。長めの工程のわりには難しくないのですが、中に押しこむ「しずめ折り」が多いので、ていねいに折りましょう。クワガタムシは、立体的に整えるより、ぺちゃんこにしてしまった方が、かえって本物らしくなります。
◆オトシブミJapanese weevil by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原邦彦
赤と黒の両面折り紙で、体が赤く出るように折るとよいでしょう。富山大学で生態学を教授しておられた鈴木邦雄先生は「オトシブミはオリガミができる虫です! 木の葉を折り畳み、その中に卵をうむのです」と伺ったことがありました。(作者)
◆マツムシ、スズムシCricket and Bellringer cricket by Mr.Yoshihide MOMOTANI
桃谷 好英
スズムシの形はマツムシとよく似ていますが、色が黒く、胸の部分が少し小さく、翅はねの幅が広く、好んで住む場所も少し違うようです。(作者)
◆すいかWatermelon by Ms. Sayoko KUWABARA
くわばら さよこ
(両面折り紙を使わないで)どこにでもある折り紙で、子どもも初心者も手軽に折れるようにつくりました。できあがりIIは裏側がスッキリします。15cm角で折って、白い部分に文字を書いて封筒に入れて、暑中御見舞いにすると、迫力があって面白いかなと思います。(作者)
◆お茶筒Tea container by Ms. Ayako KAWATE
川手章子
ふたが先にでき、下もくみわせてみようと思い、折ってみました。八角形の茶筒です。少し固めの折り紙で折ると、本当にお茶を入れて使えそうです。また、プレゼントボックスにもよさそうです。フタの丸いアクセントが楽しく思われました。(作者)
◆マジカルキューブMagical cube by Ms. Noriko NAKADE
中出 典子
組み合わせる前に、単体を立体にすることにより、三角形の模様が現れるところをキューブでまとめてみました。模様の出方が不思議に思えたので、「マジカルキューブ」と名付けました。(作者)
◆読者の広場
◆支部だより
第20回信州おりがみ交流会 報告
信濃支部「りんどう」(支部長 成田光昭) 文:今井久子/長野県
◆みんなの作品展
折り紙展「歩歩(ほほ)~さあゆこう~」開催 堀之内恵美(福岡県)
◆World Origami Report
マンガフェスティバルで折紙アトリエ! ~コスプレコンテストに3D折紙トロフィーも制作 倉橋聡美(ニューカレドニア)
◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫
[資料10]士農工商
https://www.fujisan.co.jp/product/1281681367/b/1846556/ap-origamimuseum/
協会ホームページに折り紙用紙のショッピングカートができました
約400種のラインナップをそろえてお待ちしています!
http://origaminoa.cart.fc2.com/
~日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。
~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。
~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。
~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。
現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。
3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。
おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。
[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。
[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。
[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。
この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。
来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。
~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。
~おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」を東京スカイツリータウン ソラマチイーストヤード5Fで開催します。
~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)
「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト100」を購入し、テキスト掲載の全作品約100点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料3,240円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。
口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会」
~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。
~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。