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東京おりがみミュージアムブログ

浅草にほど近い、墨田区本所にある東京おりがみミュージアムのブログです。

月刊おりがみ 2017年6月号 No.501 特集 こどもの日

特集 こどもの日

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●季節の窓辺
朝日 勇
連載 第9 回 
避暑地の五月 

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●ミニ知識
端午節供端午とは「月の初めの午の日」という意味なので本来は5 月とは限りませんが、旧暦5 月は現在の6 月にあたり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い梅雨の時期なので古代中国では物忌みの月とされました。数字が重なる5 月5 日を端午節供と決め、強い香りのする菖蒲と蓬を使って邪気(病気を引き起こすもととなると考えられたもの)をはらう行事が行われました。それが日本に伝わり、田植え前に菖蒲や蓬で
葺屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。中世に入り武士の時代となると、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。江戸時代には危険で廃れましたが、子どもたちが両軍に分かれて石合戦を行う行事もあったそうです。鎧や兜や刀が、身を守るものとして飾られ、江戸時代末期には紙製の鎧兜飾りがはやったそうです。
◇菖蒲…サトイモやミズバショウの仲間で湿地に育つ多年草。花菖蒲とはまったく違いますが、剣の形の葉が似ていることから、花菖蒲と混同されてきました。夏に黄緑色の小さな花が穂になって咲きます。
◇薬玉…もともとは端午節供の飾り物で、邪気をはらい長生きを願うために、香りや薬効のある菖蒲や蓬などを編んで丸めて玉を作り、五色(青、赤、黄、白、黒)の糸をたらしたものでした。柱や簾に掛けたり、身に着けたりしていました。

●ひしがたのふうせん
Diamond balloon by Mr.Ukyo ISHII
石井 右京(6歳)
ひしがたのふうせんをつくりたかった。あたまのなかでおりかたをくふうしてかんがえていたら、1かいで、できた。ろうじんホームのおばあちゃんにあげると、とってもよろこんだ。またつくりたいとおもいました。(作者)

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●スリットのある立方体
Cube by Ms. Noriko SUMIDA
住田 則子
それぞれの面の中心でつないでいくので、コーナーにはスリットができます。小さな紙で作ると、ペンダントトップにもなるかなあと思いました。(作者)

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●かぶとJapanese helmet by Mr. Yukihiiko MATSUNO
松野 幸彦
平面で顔つきのかぶとになる形です。(作者)

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●兜ミニ知識
◇兜…頭部を守る防御用の武具で、着用者の威厳を示す役割もありました。奇抜なデザインにはその武将の信仰心や美意識が込められていたそうです。なお、カブトは、もともとは「冑」の字が用いられていました。一方、ヨロイが「甲」でしたが、のちに混同されて、「甲」がカブトの意味で使われるようになったそうです。
◇総角(揚巻)結び…装飾結びのひとつです。中心の結びの形から、下の図のような「人形(ひとがた)」と、その左右対称のもの「入形(いりがた)」と2 種類あります(左の写真の総角結びは入形です)。

●やっこさんYakko-san by Mr.Tsunetoshi O- TSUKA
大塚 恒敏
小さいころ祖母に教わったのが「やっこさん」と「つる」でした。胴体とはかまをのりで貼って遊んだ思い出があります。コマを折っていたら急にやっこさんを思い出し、あれこれやっているうちにのりづけなしに合体、自立し手もついてこの形になりました。折り紙って小さくなっても正方形なんだよね。それが不思議です。(作者)

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●おりがみミニブースMiniature booth by Ms.Minako ISHIBASHI
石橋 美奈子
小さな用紙でおりがみを楽しむ愛好の方も少なからずおられるようですね。小さな作品でブースの中に夢の情景を構成してみましょう。ふたをさしこむことで、みとふたの差が解消、しっかりとじます。(作者)

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●花菖蒲 Iris by Mr. Nobuyoshi SHOJI
東海林 伸嘉
この作品を作るとき、参考のために実物の菖蒲を観察しながら考えました。その際、見る角度を変えるたびに花の印象が変わってしまい、作品にするのは難しい作業でした。綺麗な和紙で作ると飾りにいいと思います。(作者)

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●太陽
青柳祥子
ヨーロッパ出身の友達に折り紙で何が折れたら嬉しいかと尋ねると、すぐ帰ってきた答えが『太陽』でした。そうか、太陽に感謝して毎日暮らしているんだなあと思い、いつか彼女のために、太陽を作りたいと思っていました。糊付けなしの作品で気に入っています。(作者)

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●窓付きニャンコKitty photoframe by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江
お腹を見て!!と自慢気に両手を広げているニャンコです。さしこみにくいと思いますが、好きな写真など入れて楽しんでください。うしろに箱をつけて背負ってる感じにしてもかわいいです。ペンスタンドみたいになります。(作者)

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●帯巻きケースCase by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子
帯を巻きつけるように組み合わせたケースとなりました。1色、2色、4色などで組み合わせても楽しそうです。(作者)

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クレマチスClematis by Ms.Ayako KAWATE
川手 章子
4つのパーツからできあがった作品です。のりは不要です。わりあいしっかり組めるところが楽しく思われました。両面おりがみなどで折るとよさそうです。図鑑を見てクレマチスに似ているな…と思い名付けましたが、幾何学的な花のようでもあります。(作者)

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●英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson 18 小鳥の楊枝入れ 藤本祐子
Bird toothpick holder by Ms.Yuko FUJIMOTO
私の大好きな小鳥を楊枝入れの仲間に入れたくて作りました。15cmの紙でもいいのですが、12cm位の少し小さめの紙で折ると可愛いです。羽や顔は少し「ぐらい折り」(はっきりとした目安がなく、だいたいこのくらいと見当をつけて折ること)になっていますので、お好きなポーズで折ってください。(作者)
In order to add in my collection of toothpick holders, I made my favorite
small bird model. It is cute with a little small 12 cm square origami
paper, although it is also fine with a 15 cm square paper. Folding the
feather and face of this bird is a kind of “intuitive folding” (folding
in your guess as there is no defined position). So please fold them
according to your taste.(Author)

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●読者の広場

●World 0rigami Report
ニューカレドニア博物館で折り紙体験!
倉橋聡美(ニューカレドニア

◆鈴木恵美子先生の講習会 in Delhi
Origami Oritai 隊員 大谷加奈子・瀬尾奏子(インド・ニューデリー

●みんなの作品展

NHK文化センター川越教室
作品展  髙山鈴子さん(東京都)
2016年11月13日(日)~15日
(火)、NHK文化センター川越教室おりがみドリームの作品展を、昨年と同じ小江戸蔵くらり里、展示蔵で行いました。今回は3日間だけでしたが連日たくさんの方々にご来場いただき、折り紙教室も楽しんでいただきました。生徒共々心よりの感謝を申し上げます。ありがとうございました。

●サークル紹介 
西川久美子さん(香川県
 2013年3月から活動を始めた、私たち「福岡折り紙サークル」は、坂本整よし子先生の指導のもと、現在11名のメンバーで、季節に合わせた色紙やお花などの作品作りをしています。指先を使って脳トレもかねて、皆で和気あいあいと楽しく活動しています。

◆第15回新春を飾る折り紙作品展「それぞれの四季」 
朝日 勇とサンフラワー折り紙友の会 原 嘉子(埼玉県)

第15回新春を飾る折り紙作品展「それぞれの四季」が1月3日(火)~11日(水)、川口市立グリーンセンター・緑のアトリエで開催されました。お天気にも恵まれてたくさんの方々がご来場され、朝日 勇先生のご指導のもと、折り紙の魅力と楽しさを体験していただけたのではないでしょうか? 遠方から、また初めてご来場されました皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

支部だより
◆永田紀子先生をお迎えして
多摩支部「山鳩」 支部長 瀬田美恵子/東京都

◆練馬支部 2016年の活動報告
練馬支部ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

●折り紙夢工房作品展報告
  武南支部「折り紙夢工房」(支部長 金杉優子) 文:金杉登喜子/埼玉県
◆2016年9月24日(土)~27日(火)
県芸術文化祭で作品展を開催(川口総合文化センター)   

◆2016年10月21日(金)~30(日)
日本でも人気のツールドフランスクリテウムに合わせ展示会を開催
           (新都心With YOU さいたま)  

◆2016年11月26日(土)
埼玉県芸術文化ふれあい交流フェア( さいたま文学館桶川市民ホール)


日本折紙協会(http://www.origami-noa.jp/)とは~
NIPPON ORIGAMI ASSOCIATION (NOA)
日本折紙協会は、折り紙を世界の国々により一層普及させたいという思いと、幼児教育に限らず、大人の趣味、高齢者や身障者の方のリハビリテーションなど様々な可能性をもつ「おりがみ」普及の一助となりたいという考えから1973年10月27日に結成されました。
現在では、月刊「おりがみ」の発行、「世界のおりがみ展」「折紙シンポジウム」の開催、「おりがみ級」「折紙講師」「折紙師範」「折紙上級師範」の認定、「おりがみの日」記念イベントの実施、「日本折紙博物館」との提携など、おりがみ普及のためにさまざまな活動を行っています。

~会員になるには~
月刊「おりがみ」の年間購読を申し込めばどなたでも会員になれます。会員の特典として、協会発行単行本と協会取扱い折り紙商品の割引購入、月刊「おりがみ」への創作作品投稿、「世界のおりがみ展」「おりがみの日」「折紙シンポジウム」など協会主催行事に参加および作品を応募できるほか、「おりがみ級」「折紙講師」の申請資格があたえられます。

~月刊「おりがみ」とは~
会員から投稿される創作折り紙作品(話題の動物やキャラクター、季節にそった行事・イベントに関するもの)の折り図(折り方を図で順番に説明したもの)を紹介するほか、会員の折り紙活動を紹介します。折り図の順番通りに折っていけば完成できるので、小学生から90代の方まで1万人を超える会員の方がおりがみを楽しんでいます。
月刊「おりがみ」は毎月末ごろお届けします。

~世界のおりがみ展とは~
さまざまな情景を折り紙で表現した立体パノラマ作品(おりがみブースといいます)と個人作品の展示コーナーにおりがみ教室を加えたイベントが『世界のおりがみ展』です。もちろん書籍や折り紙用紙の物販コーナーを加えることもできます。

現在、世の中では様々なイベントが行われていますが「世界のおりがみ展」は動員催事と文化催事を兼ね備えた独特の巡回展で、1976年の第1回展より20年以上の歴史があります。

3年に1度ひとつのテーマにそって制作され、お子様ばかりではなく大人の方にも十分楽しんで頂き、毎回皆様に驚きと感動の世界を展開しています。なお、「世界のおりがみ展」には、外務省と文化庁の後援を戴いております。他に都道府県・市町村・地元教育委員会・マスコミ等に後援を戴いている場合もございます。

おりがみ展は、おりがみブース・個人作品展示とおりがみ教室に、オプションの[販売コーナー]で構成するおりがみイベントです。
[おりがみブース]は、数え切れないほどの作品によって作られたジオラマが、所狭しと展示されています。約90㎝角の展示台(ブース)とパネル(壁面)作品を基本に組合せて大小変化にとんだ装飾を可能にしています。又、この展示台は折りたたみ式で、運搬時には箱型に収納して運べるようになっています。

[個人作品]は、折り紙作品コンクールの対象になり、日本国内のみならず、世界20数カ国から送られてきた作品が、200余点集まります。その中から、外務大臣賞、国際交流基金理事長賞、NHK会長賞などの賞が授与されています。さらに、折紙著名人の作品も招待作品として展示します。

[おりがみ教室]は、日本折紙協会認定の折紙講師により行われています。1回40分の講座が1日数回行われ、いずれの会場でも連日大好評を頂いております。

[販売コーナー]は、日本折紙協会編集発行の月刊誌「おりがみ」、折り紙専門書、有名折り紙メーカーの商品(折り紙用紙等)を豊富に取り揃え、販売しています。これらの商品は、日本折紙協会がまとめて会場へ搬入・搬出致します。

この「世界のおりがみ展」は過去には全国の有名百貨店の催事として多く実施され、開催期間は標準で6日間前後です。集客には実績があり、「これほど折り紙が人気のあるものとは思わなかった」と催事のご担当者には必ず驚かれ、喜ばれます。昨年夏には日本橋三越本店催事場で実施し、大好評のうちに幕を閉じました。

来訪者としては、年配の方はもちろんですが、お子様連れのファミリー層も多いです。ベテランの折紙講師が懇切丁寧に教えますので、親子で皆さん楽しんでいかれます。当協会が活動趣旨に掲げている「折り紙の普及」にご協賛いただき、ぜひとも開催をご検討いただきたいと存じます。

~折紙シンポジウムとは~
全国各地で毎年夏(7月下旬)に開催。講演会、児童教育部会、歴史研究部会、創作部会、折り紙教室などにより新たな折り紙の世界に触れる機会として、また会員相互の情報交換や懇親の場として2泊3日の日程を行楽地(温泉地)で楽しく過ごします。世界各国から毎年300名を超えるおりがみファンが集まる世界最大の「おりがみイベント」です。

おりがみの日(11月11日)とは~
この日は世界平和記念日であり、また数字の「1」が4つで正方形折り紙の4辺を表すことから、日本折紙協会では「おりがみの日」としています。この日を中心にして、会員の皆さんから寄せられた作品の展示会「おりがみカーニバル」や折紙講師勉強会を毎年10月にこどもの城(東京都渋谷区)で開催します。

~「おりがみ級」と「折紙講師」とは~
「おりがみ級」とは、主に16歳未満の会員のための資格です。月刊「おりがみ」で指定している作品を規定数折って協会に送付し、認定されると「おりがみ級認定証」が授与されます。最初は10級からスタートします。16歳未満の1級取得者には申請により「こどもおりがみ博士」認定証と、NOA特製バッジが授与されます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)

「折紙講師」資格は、16歳以上の会員であればどなたでも申請できます。協会発行の「おりがみ4か国語テキスト」を購入し、テキスト掲載の全作品約60点を自作完成させた形で申請書(テキスト巻末)とともに協会に送付し、申請料2,160円を納付(下記口座番号へ郵便振替)します。その後審査会が全作品合格と認定した方に折紙講師認定証、資格証、講師指導の手引を授与します。不合格作品があれば、その作品のみ折り直して再提出いただきます。(詳細は月刊「おりがみ」をお読みください)。

口座番号00110-6-188035 加入者名「日本折紙協会

~おりがみをおしえる~
老人ホームや社会福祉施設、自治体主催のサークル、保育関係施設・学校、文化センター、カルチャー教室などなど、さまざまな場所でおりがみは活躍しています。
独自にボランティアで教えている会員の方も多くおられますが、協会には全国から「おりがみを教えてくれる方を紹介して欲しい」という依頼が毎月あり、折紙講師資格をお持ちの会員の方に指導をお願いしております(協会より報酬を支給)。
おりがみ教室では、お子さんから年配の方まで「おりがみをおぼえたい」という気持ちにこたえようと講師も真剣です。熱のこもった授業を終えて帰られる皆さんの表情は満足そうですが、講師の方は生徒の「ありがとう」の言葉に安心しつつも、もっとわかりやすい説明はないだろうかと考えるようです。毎回真剣勝負なので様々な苦労がありますが、いろいろな形で努力が報われるようです。

~おりがみ教室とは~
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、
協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。