東京おりがみミュージアムブログ

浅草から約徒歩10分ほどの、墨田区本所にある日本折紙協内にある小さなおりがみミュージアムのブログです。

2019年3月 おりがみ定期講習会のご案内

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墨田区の東京おりがみミュージアム内(日本折紙協会)の講習室から2019年3月の講習案内です。毎月開催しておりますので、ぜひご参加ください。日本折紙協会ホームページ内でも講習会のお知らせを紹介しております。合わせてご覧下さい。

講習室からのお知らせ - origami-noa

 

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おりがみ紹介:天平文様千代紙

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今回ご紹介するおりがみは活版工房TAN様より販売している天平千代紙の紹介です。

水引の目立つこのご祝儀のようなケースに入ったケースのおりがみはご自身で愛でるだけでなくプレゼントにも最適です!

710年に平城京に都を移した奈良時代のなかでも最盛期の天平年間は、「咲く花の薫ふがごとく いま盛りなり」と詠われています。いまなお華やかで褪せることのない天平文様をモチーフに多くのデザインを創っているなか、ここでは48種の図柄を千代紙にまとめています。折り紙以外にもメッセージ用紙や包装紙、そのまま額に入れて飾ったりと美しい天平文様をお楽しみください。

活版工房TAN様サイトより引用

 

商品説明

商品名:天平千代紙

価格:3,780円(税込)

内容:48種x3枚(計144枚) 15cmx15cm

 

写真

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注文方法

日本折紙協会で取り扱いしております。どうぞよろしくお願いいたします。

1.インターネット

日本折紙協会ネットショッピングをご利用ください。

http://origaminoa.cart.fc2.com/ca51/910/p-r-s/天平文様千代紙ページ)

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origaminoa.cart.fc2.com

 

2.郵送

郵便局にあります払込取扱票よりお振込みが出来ます。

口座記号:00110-6口座番号:188035加入者名:日本折紙協会

お客様の住所、氏名、電話番号をお書きください。ご入金内訳または備考欄に商品名、個数などの明記もお忘れにならないようお願いいたします。

 

3.お電話でもご対応いたします。

ご連絡いただけましたら、お代引きなどでの発送も可能です。

※代引き手数料324円かかります。

日本折紙協会 TEL:03-3625-1161  FAX:03-3625-1162

 

4.店頭販売

日本折紙協会に直接ご来店いただいてもご購入いただけます。ご質問・ご不明点ございましたらご連絡お待ちしております。

住所:東京都墨田区本所1丁目31番5号 

日本折紙協会 TEL:03-3625-1161  FAX:03-3625-1162

月刊おりがみ2月号 No.522 特集 しあわせアイテム 

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特集 しあわせアイテム

◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA
構成 立花 澄子
第2 話 こぶとりじいさんTHE OLD MAN WHO GOT RID OF HIS LUMP
2月といえば節分ですね。節分といえば鬼! 鬼が出てくるお話といえば、桃太郎やこぶとりじいさん。鬼征伐の桃太郎もいいのですが、あえて鬼を喜ばせた凄腕のこぶとりじいさんを選んでみました。色紙には越前和紙をちぎって貼り、岩穴の雰囲気を出しました。鬼は笠原邦彦さんの鬼を使わせていただきました。この鬼のユーモラスなこと!大好きな作品です。遠近感を出すために二人の鬼さんの大きさを変えました。
 おじいさんは自分で考えてみました。体に着物を着せる形にし、はかまも着物の脇にはさみこめるようにタグの部分を付けました。昔懐かしい着せ替え人形のようで楽しかったです。
 顔は百円ショップのダイソーの両面折り紙を使いましたが、普通の折り紙で、顔が白くても、頭巾が白くてもよいと思います。体も顔と色味をあわせたくて両面折り紙を使用しています。
 鶏は朝を告げる終宴の合図ですので、上部の角に配置しました。北村惠司さんの「おんどり」を使いました。
 前回の「十二支のはじまり」と同様、大色紙(27cm × 24cm)を使っています。表情豊かに色紙を作ってください。(立花澄子)
※「こぶとりじいさん」のあらすじは、P19 のミニ知識の欄に掲載しています。

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◆オニ包みEnvelope with oni by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子
折り紙に遊んでもらっているうちにできあがった作品です。何を中に入れて包もうかな?と考えているうちに、お福さんも作ってあげなければと作ったのが「福ふく包み」(写真下)です。オニの部分はネコのようにも見えますので、「ネコ包み」としても使えそうです。(作者)

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◆オニの豆入れOni-shaped bag for scattering parched beans by Ms. Michie TAKAYAMA
髙山 三千江
伝承のチューリップを折ろうとしてできた作品です。(作者)

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◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson39 
Heart with stand by Mr. Francis M.Y.OW

フランシス・オウさん(1949-2018)は、ハートやユニット作品を多く創作された、シンガポールの折り紙作家です。日本の出版社から『折り紙ハート』(1990年 筑摩書房 発行 布施知子さん 監訳)などを出されているので、日本のファンもたくさんいます。今月号の作品は上記の本や、”BOS Birmingham ’86 Convention” などに収録されています。なお、スタンドつきハートの作品には、右下の写真のようなもの(”GENERATIONS OF LOVE”)もあります。
Francis OW (1949 - 2018) is an origami author in Singapore who has created
many heart models and modular origami models. As his book, “Origami hāto
[Origami Hearts]” (translated by Tomoko FUSE, Chikuma shobo, 1990), is
published in Japan, there are many Japanese supporters. The model in the
current issue is included in the above- mentioned book
and “BOS (British Origami Society) Birmingham ’86
Convention”. The model, “GENERATIONS OF LOVE”,
shown in the picture on the bottom right is one of his
“Heart with stand” models. (Author)

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◆HARLEQUIN’S HEART
Francis M.Y.OW
ハーレクィンとはパントマイム劇の主役の道化師役です。格子の柄の衣装を着ていることからこの作品名がついたようです。この作品もP20-21と同じようにハートの形のスタンドです。

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◆ハート付きカードCard with double hearts by Ms. Ayako KAWATE
川手 章子
2つのハートがついた作品を折って見ようと折り進めると、カードまたはコーナークリップとして使えるものができました。上のスキマにちょっと入れたりもできます。(作者)

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◆箱Box Traditional model
伝承
折り紙歴史研究家の岡村昌夫さんの本誌連載「勾こうとう当さんの折り紙」で紹介された、江戸時代からある伝承作品です。明治時代の雑誌にも「紙ばこ」として紹介されていました。和紙の強さ、しなやかさがないと折れない手順だったのを、以下のように和紙を使わなくても折れる手順に工夫されています。

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◆おってあそぼう!
コアラ
桃谷 好英
15cm角の大きさの紙で折って、コアラの手の部分を指にはさむと、とまります。(作者)

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◆取っ手付きカップCup with a handle by Mr. Motoyuki ASAI
浅井 基言
「コップ」は有名な伝承作品の一つですが、取っ手が付いた折り紙作品が作りたいと思い、この作品を仕上げました。(作者)

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◆グリュックスシュバイン(幸運のブタ)
髙木 ひろみ

ドイツでは、ブタは幸福をもたらすと考えられ、「幸運(グリュック)のブタ(シュバイン)」と呼ばれます。クリスマスが終わると、1ユーロセントコインを乗せたブタの置き物を新年が幸運であるように贈り合う風習があるそうです。(作者)

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◆読者の広場

支部だより
舞子海上プロムナードで「おりがみフェスティバル」開催
神戸支部「おりがみ かうべ」支部長 柴本厚子/兵庫県

◆高木 智 氏 収蔵資料より
解説 岡村昌夫

2019年2月 おりがみ定期講習会のご案内

墨田区の東京おりがみミュージアム内(日本折紙協会)の講習室から2019年1月の講習案内です。毎月開催しておりますので、ぜひご参加ください。日本折紙協会ホームページ内でも講習会のお知らせを紹介しております。合わせてご覧下さい。

講習室からのお知らせ - origami-noa

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とらや東京ミッドタウン店  第41回企画展「ORIGAMI」記念の手提げ袋

∞とらや東京ミッドタウン
 第41回企画展「ORIGAMI」記念の手提げ袋∞
松野幸彦さん創作の「とら」をあしらった手提げ袋が、
1月2日より店舗で用意されています。
数量限定とのこと、
お菓子のお求めはお早めに。
(写真左が通常版。とらの絵柄が折り紙に置き換わり
コンパクトになっています)
企画展は3月25日(月)まで開催中。
会場/とらや東京ミッドタウン
(東京都港区赤坂9−7ー4
D-B117東京ミッドタウン ガレリア地下1階)
交通/地下鉄六本木駅直結
(展示の十二支の折り方が掲載されている
ノアブックス『干支とかぶとを折る
〜松野幸彦おりがみ作品集〜』も会場で購入できます)

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月刊おりがみ1月号 No.521 特集 いのしし年のお正月 

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●特集 いのしし年のお正月

◆おりがみ日本むかし話シリーズ
Origami Japanese falk tales made by Ms.Sumiko TACHIBANA
構成 立花澄子
第1話 十二支のはじまり
HOW THE CHINESE ZODIAC CAME TO BE.

「おりがみ日本むかし話シリーズ」のはじまり、はじまり。
 お気に入りの作品を使わせていただいたり、自分で考えた折り紙を使ったりしながら、これから1年間毎月、日本むかし話の場面を1 枚の色紙に描いて見ようと思っています。
 1月は「十二支のはじまり」。神様が動物たちに呼びかけます。「元日の朝に集まりなさい。1番早く来たものから12 番目まで、順番にその年の守り神にしてあげよう」。干支の十二支の由来がわかる、むかし話です。干支のことを考えるのは、年賀状を書く年末とお正月くらいと思い、1月号にこのお話を選びました。今年の干支はイノシシでウシやネズミじゃないぞ!とツッコミはご遠慮ください。北村惠司さんの「ねずみ」と笠原邦彦さんの「うし」を使わせていただきました。「うし」は、原作では背中をたいらにして立体に仕上げます。色紙などに貼って使う場合、足や耳やツノなど表側と裏側をずらして折った方が躍動感が出ます。ましてや、ネズミはすぐにウシの背中から飛び降りて1番になるぞ!
と思っていた訳ですから、スピードを感じられるように裏側の耳と両耳の先を折りませんでした。
 神様の家の門がどのようなものか想像するしかありませんが、キラキラ光り輝いているだろうと金紙の裏に銀紙を貼り、伝承の二そう舟から作ってみました。背景は雲の上のイメージ、フワフワキラキラの感じを生花を包む不織布を楕円形や丸く切って貼りました。

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◆英語でオリガミしよう Let’s enjoy both Origami and English!
Lesson38 
Uribo by Ms. Michie TAKAYAMA
うりぼう 髙山三千江

「うりぼう」とはイノシシの子どものことです。背中の模様が、銀泉マクワウリの縞に似ていることからそう呼ばれています。短い足のかわいらしいうりぼうを作りました。模様をかいて楽しんでください。7.5cm角の大きさの紙で折るとよいでしょう。(作者)
”Uribo” is a wild boar piglet. It is so called because the pattern on its
back resembles the stripes of an oriental melon. I made a cute Uribo
with short legs. Please enjoy drawing patterns
and eyes. It is recommended to fold with a 7.5
cm square paper. (Author)

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◆いのししWild boar by Mr. Keiji KITAMURA
北村 惠司

干支ふた回り前に掲載された、人気の作品です。今回、成田光昭さん(長野県)の工夫でキバを出した形もあわせて紹介します。

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◆イノシシWild boar by Ms. Tomoko TANAKA
田中 具子

干支3回り前に掲載された「いのしし」です。⑰で体をタテ半分に折っただけでも、じゅうぶんイノシシらしくなるのですが、思い切った立体化によって、工芸品のようなたたずまいにしあがっています。
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◆漢字の正月Kanji (Chi nese character) meani ng “New Year” by Mr. Ko-ich DATE
伊達光一

漢字や平仮名など文字の折り紙創作にチャレンジしています。「正」のパーツIは漢字の「止」です。やることをやめないで完成しましょう。「月」は段折りや引きよせ折りが多いですが、かがやく「月」の字を折りましょう。(作者)

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◆亥のぽち袋Wild boar small envelope by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二
しっぽの先を右の写真のようにもうひと折りしてもよいでしょう。(作者)

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◆末広(すえひろがり)
半田 丈直

なぜか最近、和物の「縁起物」にはまっています。あえて「扇・扇子」ではなく、「末広(すえひろがり)」と呼ぶことにしました。好きな模様の紙を使って楽しんでください。あえて折り目を入れていませんが、じゃばら折りを加えて立体感を出してもいいと思います。(作者)

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◆ペタン・プク 川手 章子
ペタンとした平面から4つの辺を押しプクッと立体にできるところが楽しく思われました。くみあわせのときのりづけをしてください。(作者)

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◆ぶたPig by Mr. Kunihiko KASAHARA
笠原 邦彦

伝承作品のぶた(写真右)は実に見事なものですが、背中が開いてしまうという難点があります。そこでこれを「ざぶとん折り」にして改めた訳です。そのことが耳の表現を可能にしました。(作者)

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◆恵比寿、大黒天Ebisu and Daikoku, the gods of wealth by Mr. Eiji TSUCHIDO
土戸英二

2015年の折紙講師勉強会での講習作品です。今月号から何号かにわけて七福神すべてを紹介します。今回は恵比寿と大黒天です。お楽しみください。

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◆読者の広場
◆北陸おりがみコンベンション報告
金沢支部「金沢おりがみの会」支部田中稔としのり憲/石川県

◆練馬支部活動報告(2)教室と研修旅行
練馬支部「ノア・こぶし会」 支部長 服部周平/東京都

◆みんなの作品展

◆World Origami Report
ランゴリガミ
明日仁見(インド・ニューデリー/Oritai 隊長)

◆高木 智 氏 収蔵資料より  解説 岡村昌夫

はじめてのノアブックス電子書籍です
■アルファベットおりがみ
    納所克志 著

■おりがみ太平記  
    黒岩 磨 著

今回の作品の折図は月刊おりがみ2019年1月号 No.521に掲載されております。
月刊おりがみは墨田区にある東京おりがみミュージアム日本折紙協会にて販売しております。
〒130-0004 東京都墨田区本所1-31-5
◆ TEL:03-3625-1161/FAX:03-3625-1162   
◆ E-mail:info@origami-noa.com
インターネットでも購入できます。
↓以下のリンクからFujisan.co.jpの購入ページに移動いたします。

www.fujisan.co.jp



◆~おりがみ教室とは~◆
日本折紙協会事務局では、全国の日本折紙協会公認の折紙講師を派遣しています。
おりがみ教室をご依頼いただく際は、専用の申込書をご提出いただきますので、協会ホームページをご覧ください。
必要事項をご記入の上、実施日の最低1~2月前にご提出ください。

[折り紙教室料金表]
1.講師報酬:講師1名につき、12,600円(拘束3時間以内・対象40名まで)
※対象60名まで2名、80名まで3名、100名まで4名の講師が必要です。
※標準的な時間割は、講習1コマ45分(2作品)、準備・休憩15分です。

2.超過料:3時間を越える1時間毎に講師1名につき、2,100円を加算
3.材料費(折り紙):実費(一人100円程度+会場宛送料)※そちらで用意する場合は不要。
4.教材費(教本等):実費(内容により不要)
5.講師交通費:実費
6.講師昼食代:実費(時間帯による)
7.講師宿泊費:実費(日程による)
8.管理費:上記1~7の合計金額の50%がマネージメント料として加算されます。
※上記料金は消費税込み

※折り紙教室料金のご請求とお支払いについて
折り紙教室実施後、講師が協会に提出する「折り紙教室実施報告書」に基づき請求書を作成し、ご送付申し上げますので、ご検収の上日本折紙協会へお支払いください。
※講師への報酬等は日本折紙協会から講師にお支払いいたします。

折り紙教室でご準備いただくもの
1.予定参加人数分の机とイスをご用意ください。
2.入門証等の証明パスが必要な場合は、手続き方法と通用口をお知らせください。
3.宿泊を必要とする場合は、宿泊場所の手配の有無をお知らせください。
4.講師の人数に応じた講師控え室を教室付近にご用意ください。
5.作品展示をご希望の場合は、事前にご相談ください(別料金)。


教室時間割(プログラム)その他ご不明・ご要望は担当佐野までお気軽にご相談ください。
TEL:03-3625-1161 / FAX:03-3625-1162

2019年1月 講習会案内

墨田区の東京おりがみミュージアム内(日本折紙協会)の講習室から2019年1月の講習案内です。毎月開催しておりますので、ぜひご参加ください。日本折紙協会ホームページ内でも講習会のお知らせを紹介しております。合わせてご覧下さい。

講習室からのお知らせ - origami-noa

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